薩都(さつと)神社

常陸太田市里野宮町1052 (平成24年10月21日)

東経140度32分31.48秒、北緯36度33分55.09秒に鎮座。

この神社は、常陸太田市役所の北4km程の辺り、里野宮町(さとのみやちょう)に鎮座しております。式内社、常陸國久慈郡の薩都神社に比定される神社でもあります。

御祭神 立速日男命(たちはやひ をのみこと)・速経和気命(はやふわけのみこと)

御由緒
立速日男命は、松沢の 松の木に降臨された。この神は崇りをなしたため、朝廷は、片岡の大連を派遣し、神に祈願し、「この地は、人家に近く穢れがあります。ここを避けて高い山の清浄な所にお移り下さい。」と申し上げた。神はこの願をお聞き入れになり、延暦19年(800年)賀毘礼の峰に移られた。この社は、石の垣が作られ、その中には仕える一族が住んでいる。また、宝物・弓・鉾・釜等がすべて石となって存っている。およそこの地を飛び渡る鳥もこの地を避けて飛び、今も昔も変わらない。(『常陸風土記』)
しかし、賀毘礼の峰は険しく、参拝するのが困難なため、大同元年(806年)に現在の鎮座地の近くに遷座された。永正年間(1500年頃)以降、里川沿岸の佐都郷旧33ケ村の総鎮守として広く信仰され、大永2年(1522年)に現在地に移された。(社伝)
延喜式内常陸国28社の1つ、久慈都7座の内二の宮と称えられ、明治6年郷社に列格された。
茨城県神社庁 より

日立市入四間町の御岩神社が鎮座する御岩山。別名かびれの峰。ここにかびれ神宮と薩都神社中宮が鎮座しております。だから平地のここは里野宮町(さとのみやちょう)、神社は薩都(さつと)神社と言うことなのでしょうか。賀毘礼の峰は険しく・・・・とありますが、ハイキングと思えばさほどのことはありません。御岩神社から山頂迄30分程でしょうか。

参道入口

参道

手水舎と鳥居

拝殿

台座の陰に隠れていました。震災で落ちたようですが、ご無事!。拡大写真はこちら。
(昭和17年(1942)10月建立)

神額

本殿


愛宕神社

香取神社 鹿島神社
稲荷神社 不明
石祠

御神木