那比新宮神社

郡上市八幡町那比(平成20年11月23日)

東経136度53分38.29秒、北緯35度40分50.37秒に鎮座。

この神社は、高賀六社の一社で、高賀山の東北東4km程の辺り、新宮川に沿った315号線を南へと登って行くとやがて正面に鳥居が見えてきます。山を越えた南にある美並町星宮神社と同じ、虚空蔵菩薩を御神体としている神社です。星宮神社同様、天暦元年(947)、藤原高光によって創建されたと伝えられる。

神社入り口と社号標

参道。桧皮を剥いたのでしょうか。赤い肌をしています。

拝殿

参道の狛犬

本殿の門

本殿

宝物殿。重文の仏像や経巻、その他多数、納められているようです。多くはここの住民の手によって守られたようです。恐らくここの仏教は住民と供に生きてきたのではないでしょうか。日本中ここのようであれば重文は今の100倍は残っていた筈です。

境内の末社 社務所

境内の杜

猿丸太夫歌碑

「奥山にもみじ踏みわけ鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき」
三十六歌仙の一人として有名な猿丸太夫は、天暦年間に高賀山の鬼退治をした藤原高光公が当地山田小右ェ門の家に滞在中、娘おあきとの間に誕生した人であると伝えられている。
石碑裏の説明より。

現在は境外だが嘗ては参道にあったと思われる末社