六所神社

柏市柳戸411 (令和7年8月28日)

東経140度03分59.01秒、北緯35度50分02.24秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
県道282号線の平賀の丘公園入口丁字賂から東に282号線を490m進んだら左側の狭い側道に入り75m進んだら左折。直線道路を110m程進めばどん詰まりの右側が神社です。ここは左に集会所(阿弥陀堂)、中央に大師堂、右に六所神社が鎮座しています。

この辺りでよく見掛ける狛犬さんが鎮座していました。柏市鷺野谷の香取神社、柏市手賀の片山兵主八幡神社の狛犬さんと同じ石工でしょうか?石工名は不明ですが、この辺りに住んでいた石工(石イ石材店)のご先祖かな?

御祭神 天照大御神・素戔嗚尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊・蛭児尊・月夜見尊

由緒
下柳戸地区一〇戸の鎮守である。詳細は不詳であるが、下柳戸地区には、戦国時代に手賀城の出城があったが、手賀城の落城を機として、出城の十名が当地に土着したといわれる。したがって、当社もそのころに祀られたものと推定される。現在の社殿は、御神木の椎の古木を背にして、万延元(一八六〇)年の建立であり、小宮殿が莢堂の中に安置されている。なお、隣の阿弥陀堂は寛文十三(一六七三)年に再建された古堂(間口六間、奥行三・五間、方形茅茸)であったが、最近解体し、新築中である。境内には法印や沙弥の石塔があり、延享四(一七四七)年や安永七(一七七八)年などの年号がみられるから、昔は堂主がいたことを示している。また、堂の裏手の墓所には、多くの古石塔が存在し、近世初期の寛永年間(一六二四〜四四)の年号が少なからずみられる。
(「沼南町史」より一部抜粋)

神社入口。右が神社で左が東葛印旛大師第四十番の大師堂で、更に左奥に集会所と石仏、石塔群が鎮座しています。

境内

新四国廿四番碑 手水石

手前の石灯籠

奥の石灯籠

社内爲伐木建之と彫られた万延元年(1860)建立の石灯籠。これは木を切ったので樹木伐採清祓をした意味か?

狛犬と拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(万延元年(1860)6月吉日建立) 酒が好きそうな左側吽像の狛犬さん。

石灯篭と同じく万延元年(1860)六月で社内爲伐木建之と彫られた狛犬台座。これも神社を建立する為に木を切ったので罪滅ぼしをした意味か?

向拝


石祠

大師堂・新西国四十番碑。東葛印旛大師八十八カ所霊場四十番の大師堂。

集会所裏の石塔群。中には墓石らしき石塔もあった。

一番左は宝暦十三年(1763)の十九夜塔。前列右側は明治十六年二月建立の子安観音で隣は昭和七年十二月の子安観音かな?この頃が最後の月待信仰を行っていた時期となる。

明治十六年二月建立・昭和七年十二月建立