黒戸奈(くろとな)神社

山梨市牧丘町倉科4926 (令和5年4月6日)

東経138度42分11.66秒、北緯35度44分31.66秒に鎮座。

この神社は、山梨市役所北北東7km程の辺り、牧丘町倉科のまばらな街中に鎮座しております。

御祭神 素盞嗚尊

由緒
大字倉科の総鎮守社で、素盞嗚尊を祭神とす。神社の創立は明らかではないが、大宝2年(702)勅願により創建と云う。国家安泰、五穀豊穣、万民幸福の祈願所とされ、甲斐国志に「唐土大明神」とあり御朱印神領2石8斗なり。
本殿は一間社流水造り檜皮葺にて、身舎は円柱、正面に両開き板唐戸、三方板壁にて高欄付の緑をめぐらす。向拝は面取角柱にて繋虹梁は用いない。屋根は箱棟にて正面に三つ、両側に各一徳川の紋章を付け徳川氏の神領寄進を示す。裏側に武田花菱二つを付す。
境内には諏訪、蚕神、愛宕、白山、稲荷、厳島、玉寄、疱瘡、子安、道祖神、天神の各社を併祀する。
武田氏のころは戦勝祈願所とされ、永禄7年(1564)7月馬場美濃守信春寄進と伝える御神鏡を存す。
「鼓川波の白ゆう打ちかけて、音も名に立つ黒戸奈の宮」の古歌あり。例祭は毎年4月12日でこの神社で奉納される太々神楽は町指定の民俗文化財なり。
境内由緒書き より。

参道入口

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和9年(1934)8月1日建立)

参道

拝殿

本殿


末社

祖霊殿

末社

唐土桜