奥野稲村神社

大月市笹子町黒野田 (平成22年3月28日)

東経138度48分51.61秒、北緯35度36分00.35秒に鎮座。

この神社は、中央本線笹子駅の西1km程の辺り、笹子温泉を南側に入った林道脇に鎮座しております。

当社は、古くより黒野田郷の産土、鎮守の社として住民崇敬の所である。伝えによれば、稲村の四所明神の一つとして、嘉歴二年(1327)の創建とされる。笹子町吉久保の稲村社、初狩町中初狩の高岩社及び都留市小形の稲村社と共に稲村四所大明神を称す。御祭神は、国常立尊、すさのう尊、日本武尊、稲田姫尊と伝えている。又、景行天皇の皇子日本武尊東国平定の時、帰路此の地に休息されたので、里人の御功績を称え此の地を尊の聖跡として仰慕したとも伝え、その故に御神体は球状の天然石とし、尊の海路の労苦を偲んで舟形の石に安置し祀ったのが由緒とされている。本殿の造営は棟札により、完成七年(1775)と解されるが、先人の並々ならぬ労苦が偲ばれる。此度、東京電力新山変電所が、此の奥野の地に建設されるに際し、氏子崇敬者一同の芳志浄財により本殿修復、拝殿、本殿雨屋、神楽殿の新築、鳥居、参道の建設、境内の神園整備を行い、本日、茲に完成披露の大祭を執行し、この祈念碑を建てる。・・・・・
境内由緒書より。拡大写真はこちら。

鳥居と社号標

拝殿と狛犬

甲州風な玉と子を抱えた狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和3年(1928)9月20日建立)

本殿

子安地蔵

境内

境内の桜