通(かよい)神社

甲州市勝沼町中原(平成17年5月28日)

この神社は中央本線・勝沼ぶどう郷駅から県道38号線で北上し、塩山市との境に近く鎮座しています。社伝によると社名の由来が面白く、この神社の御祭神の瓊々杵尊が年に一度一宮浅間神社の木花咲耶姫命のもとに通われる、という事により付けられたといわれています。神様も人間も男の本質には変わりが無いという、嘘のような本当のお話です。杜が深く、本殿の桧皮葺き流造りは勝沼町神社建築の最古例であるにも関わらず保存状態がとてもよく、思いっきり目を剥いた狛犬は何かしら愛嬌が有って憎めず、境内も綺麗で落ち着きがあり、とても感じのいい神社でした。

(石工・山崎 望月實三  昭和14年10月秋建立)

神社遠景

参道入り口

境内にあった二見が浦のような立石

拝殿

何処までもギョロッとした目つきの狛犬。この石工さんの狛犬は何箇所かで見ました。

     山梨県には珍しい桧皮葺きの本殿。
やはり桧皮葺きが一番社殿には似合うように思います。

合祀された素戔鳴尊 を祀る
祇園社?天王社?