大石神社

甲州市勝沼町綿塚(平成17年5月28日)

この神社は県道34号線と国道411号線が交わる等々力交差点近くから、葡萄畑の細い農道をくねくねと、こんもりとした森を目印に北西方向に向かう分かりづらい所に鎮座しています。案内板によると綿塚の産土神で本殿下にある巨石を御神体とし、この石の表面に馬の蹄跡があることから駒塚明神とも呼ばれているそうです。面白いのはこの教育委員会による案内板に【本殿の造りや彫刻がこの地域独特の幻の宮大工集団による建立の可能性があり、其の根拠が『粗野な造り』にある・・・】と書き込みがしてあった事です。私の思い違いでなければ粗野という言葉は余り良い事柄には使わない筈なのですが・・・。

(昭和19年12月建立)

神社入り口

拝殿

第二次大戦も末期に近づき世相の暗さを反映してか余計に厳めしくなった狛犬

粗野な造りと教育委員会がいう本殿