三嶋神社

甲州市大和初鹿野1452(平成22年3月28日)

東経138度47分11.85秒、北緯35度38分21.33秒に鎮座。

 この神社は甲斐大和駅の北東約400mの山間に鎮座しています。非常に分かりづらく、散々ウロウロした挙げ句地元の方にお聞きして、やっとたどり着けた神社です。境内へは直登の石段が続き、途中に社額が架かった台輪鳥居が立っています。境内はそれほど広くはありませんが、市文化財指定の素晴らしい本殿が建立されています。

 御祭神:大山祗命
 由緒:古部地区の産土神で、山の神大山祗命を祀っています。社伝によれば元禄16年(1703)伊豆の三島神社より勧詣したと伝えられます。
 本殿は文政年間(1818〜1829) の建立で、大工棟梁は下山村土橋文蔵茂祗です。大善寺山門、諏訪神社本殿を建てた棟梁で、各所の壁や構造部材の細部まで彫り物が埋め込まれ、社殿の造りや彫刻の剛胆さが際だつ近隣に例の少ない遺産といえるでしょう。

参道入口と鎮守の杜
石段の参道
参道途中に立つ台輪鳥居 鳥居に架かる社額
境内入口
境内の様子
拝殿
拝殿内に架かる翁・般若面
本殿
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本殿目貫彫刻
本殿木鼻・狛犬と象
本殿妻飾りと鬼面
祭祀場 蚕影神