大滝神社

北杜市小淵沢町上笹尾(平成17年5月1日)

この神社は中央道・小淵沢ICから南へ松木坂の交差点を左折して17号線に入り、滝の前交差点を直進し、中央本線踏切を過ぎると左手に鎮座しています。神社前面は公園整備されて釣り堀もあり、家族連れで賑わっていました。この公園脇を通り過ぎると石垣上が鬱蒼と茂る杉の林に囲まれた境内となり、その裏手に回ると神社が起こる由来ともなった清水が静かに湧き出しています。名水百選にも選ばれた大滝湧水で『延命の水』と呼ばれ、日量22,000トン、年間を通して水温12度と温度が変わらないのでニジマス、ヤマメの養殖やワサビの栽培に使われているそうです。案内板によると『武淳別命が当地巡視のおり、清水の湧出を御覧になり、農業の本、国民の生命、肇国の基礎と賞賛し自ら祭祀し大滝神社が起こったと伝えられる。』とありました。

【狛犬情報:naitoさんより、北巨摩地方の神社の由緒・沿革を戴きましたので補足致します。】
 御祭神:武渟別命、大国主命、少彦名命
 創始は、武渟別命(たけぬわわけの)が当地巡礼のおり清水の湧出を見て農業の本、国民の生命、肇国の基礎と賞賛、自ら発祀し大滝神社起る。王子武川別命を留めて社地を奉納し以後、その末裔代々採取となる。また景行天皇四〇年日本武尊、東征の帰途参詣され幣帛として桧を社前に手植えされたと伝えられる。

境内遠景

拝殿、この左手に湧水口があります。

拝殿の優しげで前足の付き方が変っている木鼻狛犬

本殿は覆い屋の中です

湧水の落ち口