身曽岐神社

北杜市小淵沢町上笹尾3401 (平成17年5月1日)

この神社は広大な社地を有する神社ですが、所謂一般の神社とは境内の様子もその教義も全然違いました。由緒によると明治12年、井上正鐵神を祭神とする井上神社を東京・上野に創建し、その後昭和60年、六代教主坂田安儀が井上神社を新たに「古神道本宮・身曽岐神社」として山梨県小淵沢町に遷座しました。この身曾岐神社の身曾岐(みそぎ)とは目に見えない心や運命までも「きれい」にして、一日一日を楽しく、明るく、生き生きと過ごすことで、「きれいな心と体」になってこそ、すべての願いは叶う。其れこそが古神道の奥義「みそぎ」で、古神道の「古」とは、本当の、本来の、本物という意味です。現在の御祭神 は天照太神 と天徳地徳祚身曽岐自在神(創始者 井上正鐵神)、神事として、立春の日に布斗麻邇水祥神事、毎月二の日に布斗麻邇火祥神事を奉修している、とあります。こんな経験は初めてなのですが、ここでお札や絵馬、お守りなど戴くと各個人個人全てにその場で巫女さんがお祓いをして下さるのです。私は絵馬を戴いたのですが、ただ機械的に受け渡しをするのと違って、とてもありがたい気持ちになりました。こんな事も手伝ってか、境内の清々しさと相まって、身体の疲れも心の中の澱も、少しはきれいになったような気がしました。

神社入口、靖国鳥居

桃の花が綺麗に咲いていました

水祥殿

この井戸で森羅万象に命を
吹き込む布斗麻邇水祥神事を行う。

清らかな御神水に優雅な姿を映し出している貴人席(右側)と瑞祥宮(能舞台)

右から息吹殿、鏡の間、禊殿と日向橋

注連柱と玉垣

平屋造の拝殿

左から祖霊殿、本殿、鐵安霊舎

                 火祥殿外観、正面、内部の様子。
ここでは太陽の光をあつめて灯した御神火の霊力により、人々の幸せを祈る神事が行われる。

上野にあった井上神社社号標