諏訪神社

北杜市小淵沢町岩窪(平成17年5月1日)

この神社は殆ど長野県との県境に位置し、中央自動車道・小淵沢ICから西に約700メートル程行った県道17号線近くの岩窪の集落に鎮座します。石宮神社ともいわれ、いぼ石とツガの巨木が有名なようです。いぼ石は天然石の御手洗で、石に溜まった水をいぼ取りを祈願してつけるとイボが取れたそうです。又 推定樹齢1000年のツガの巨木は、巨石に太い根を張っているのが特徴だそうで、その他もう一本、鳥居の前面には大ケヤキに藤が絡みついた、時期には紫の綺麗な藤の房がケヤキの緑に映えて、お互いを一層際だたせるであろうと想像出来る巨木もあり、豊かな自然の中の静かで落ち着いた気持ちの良い神社でした。

【狛犬情報:naitoさんより、北巨摩地方の神社の由緒・沿革を戴きましたので補足致します。】
 御祭神:建御名方命
 社記によると巨石累々、鬱蒼としたこの地を選んで諏訪明神の分霊を奉遷して石宮明神と敬称し、その後諏訪明神と改称した。仮宮であった石宮明神は永亭元年(1429)萱葺の拝殿を建立、安永三年(1774)総彫刻鱗葺き欄干付き本殿を建立し、神社の尊厳を整えた。昭和28年拝殿、本殿覆屋を改築した。

   境内の様子
手前中央に見える岩がいぼ石
左手の濃い緑が欅と藤の巨木

樹齢1000年のツガの巨木

境内左手には岩がゴロゴロ。
石宮の名の由来も良く分かります。

現在の側面が以前の正面という
不思議な造りの拝殿

側面から見た拝殿内部

覆い屋の中の本殿。
見事な造りです。

境内遠景

未だ桜の花が綺麗に咲き誇っていました。