熊野神社

山形市長町3-13-22(平成20年5月5日)

東経140度20分40.4秒、北緯38度17分28.17秒に鎮座。

 この神社は馬見ケ崎川支流左岸に鎮座しています。入口には屋根付きの朱色の鳥居のようなものが建ち、一般道と共用の参道脇にはお地蔵様や嘗てのご神木と思われるものが祀ってあります。境内に境界を示す玉垣などはなく、開放的な神社です。杉などの針葉樹で形成される鎮守の杜は緑濃く、境内も社殿も綺麗に清掃されています。

 御祭神:伊弉諾尊、伊弉冉尊
 例祭日:春祭・3月30日、例大祭・4月25日、秋祭・11月22日
 境内社:古峯神社、牛頭天王社、普賢延命菩薩
 由緒:延文年中(1356〜1360)斯波兼頼が山形城北郊の外砦鎮護として勧請したのが創祀といわれています。天正(1572年頃)の始め最上義光の臣・落合伯耆守が篤く奉斎していました。
 元和(1615〜1624)以降しばらくは荒廃していましたが、享保年中(1716〜1736)に社殿を修理し再興をはかりました。
 明治5年8月村社に列し、昭和5年神饌幣帛供進神社に指定されました。

神社入口
参道脇に祀られる子安地蔵? 参道脇、嘗てのご神木でしょうか?
境内入口
境内入口にいる昭和13年生まれの狛犬
石工の石駒さんの狛犬はこれで3対目です。米沢市中央・皇大神社と山形市諏訪町・諏訪神社で昭和7年作を見てきました。始めは奇を衒ったようにやや装飾過多に感じましたが、だんだん落ち着いた感じに変化しているように見えます。この狛犬は適度な装飾で力強く、身体のバランスも適当で、良い出来の狛犬だと思います。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石駒作 昭和13年(1938)11月23日建立)
拝殿
本殿
境内社:古峯神社 境内社:牛頭天王
境内社:普賢延命菩薩 太神宮