中央区日本橋兜町1-12 (平成16年11月7日)
東経139度46分54.48秒、北緯35度40分49.12秒に鎮座。
この神社は、首都高速道路・江戸橋JCTのほぼ真下に鎮座しております。
御祭神 大国主命・事代主命
由緒
明治11年(1878)ここ兜町に東京株式取引所(東京証券取引所の前身)が設けられるに当り、同年5月取引所関係者一同の信仰の象徴および鎮守として兜神社を造営した。御社殿に奉安してある「倉稲魂命」の御神号は時の太政大臣三條實美公の揮毫になるものである。
当社は御鎮座後一度換地が行われたが、昭和2年(1927)再度換地を行い兜橋々橋畦の現在地約62坪を卜して同年6月御遷座を行い、鉄筋コンクリート造りの社殿を造営した。
昭和44年(1969)5月高速道路の建設に伴い御影石造りの鳥居を残して旧社殿を解体し、同46年(1971)3月現在の鉄筋コンクリート・一間社流造り・向拝付きの社殿を造営した。
屋根は銅板葺とし、玉垣・参道・敷石などは御影石をもちいた。
兜岩の由来
境内に安置してある「兜岩」については、その昔前九年の役(1050年代)のころ源義家が東征のみぎりこの岩に兜を懸けて戦勝を祈願したことに由来すると伝えられ兜町という地名は、この兜岩に因んでつけられたといわれている。
境内由緒書き より。
神社入口
社殿
兜町の由来となった兜岩。源義家が「前九年の役」の時、この神社に参拝して戦勝祈願をした際 兜を置いた石。他に俵藤太が将門の兜を埋めたという説もあるらしい。