諏訪神社

栃木市大平町真弓 (平成18年10月16日)

東経139度43分20.8秒、北緯36度20分22.36秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、蛭沼川連線を北上、真弓地区の磯山という小さな山の上に鎮座しております。嘉永元年の狛犬が迎えてくれました。境内には、近くにある日立製作所の大きな水槽が保存されています。

 案内によると「御祭神:建御名方命
 由緒:藤原秀郷が平将門の反乱を平定するに当り苦戦を強いられました。そこで信濃国一之宮諏訪大社に戦勝祈願をし、天慶3年には勝利を得、その武功により武蔵二ヶ国の国司と鎮守府将軍に叙せられ、磯山の山上に諏訪大明神を勧請、西御床十二郷を神領として寄進したのを創始とします。
 明治5年、真弓を始め隣接する十三ケ村の郷社となりましたが、明治10年、戸籍区画改正により村社となり、明治20年には再び郷社となりました。」とあります。
 この諏訪神社の鎮座する磯山は、海抜51m、県下最小の山と言われています。山上には天狗岩、御竜岩、亀ノ子岩の奇岩があり、天狗岩には「天狗の足跡」と云われる足形の窪みがあります。天狗岩からは北西には太平、晃石の両山が望まれ、南西には夕日の様子が、社殿前からは東方に筑波山と日の出の様子を見る事ができるそうです。(栃木県神社庁HP参照)

神社入口

階段の参道

拝殿

拝殿に架かる社額「諏訪大明神」

嘉永元年(1848)の比較的縦長の狛犬です。鬣が長く首に巻き付くようになびき、尾は幅広扁平で殆ど背につく形で立っています。何とも不思議な顔つきをしているのは、上顎が欠損か磨耗しているせいでしょうか、目が外側に離れすぎているせいでしょうか? 吽は台座から落ちたことがあるのか、頭部右半分をコンクリで補正してあります。拡大写真はこちら。
(嘉永元年(1848)建立)

本殿覆い屋


境内社入口

境内社、左から龍神社、白山神社 境内社、左から三日月社、琴平社

多数の境内社

標高51m、磯山山頂の標識

元日立製作所水槽