磐裂神社

日光市上鉢石町(平成19年8月24日)

 この神社は神橋の袂から日光金谷ホテルへの坂道へ入り、約20mほど上る坂の左カーブ右側の林の中に一段高く鎮座しています。私は旧参道入口から入ってしまったのですが、もうこちらから参拝する方は殆ど居ないのか、小道はついているものの、鳥居が見えなければとても神社への参道とは見えないほどの有様です。社地は小さいのですが、綺麗に手入れされた崇敬の篤さが忍ばれる神社でした。

 御祭神:磐裂神(明星天子)
 例祭日:7月3日
 由緒:この社は僧勝道が磐裂神の加護により日光の開山を完遂出来た事を報謝し、大同4年(809)創建したと伝わる日光山最古の社です。星の宮と称し、奈良・平安・鎌倉・室町の各時代には修験者の霊場の一つとして、又戦国時代には武将の篤い崇敬を受けて栄えました。その後は一時衰微しましたが、東照宮の鎮座に伴い再び徳川幕府の篤い庇護を受けて社殿改修・諸祭典・神事の復興等が行われ遠近よりの参拝者で賑わったようです。
 現在は日光市東町(上中下鉢石町 御幸町 石屋町 松原町)の総鎮守で、社殿は昭和55年に改築されました。

神社遠景
新参道入口 旧参道入口
旧参道側に建つ朱の鳥居 社殿
境内の庚申塔 仏像