神苑

 境内左に日光二荒山神社の重要文化財が多い「神苑」があります。神苑には拝観料が必要で大人200円、子供は100円でした。神苑に入るとすぐ右手からは、日光二荒山神社本殿をすぐ間近に見ることが出来ます。その本殿前に、燈すと幽霊に見えることから化け燈籠と呼ばれるようになった鎌倉時代奉納の唐銅製春日燈籠があります。この燈籠は1年に1回だけ明かりが燈されるそうです。反対側、すぐ左側には嘉祥元年(848)鎮座の重要文化財指定・日枝神社(大山咋命)が艶やかな姿を見せています。日枝神社の右側には重要文化財指定・神輿舎、その右側には大国殿が鎮座してい ます。正面には樹齢700年のご神木・大杉と滝尾社遥拝所があり、神苑の奥に、本社背後の恒霊山中の洞窟から湧き出る「薬師の霊水」と、滝尾神社のある天狗沢のほとりに湧く「酒の泉」を境内まで引き入れた二荒霊泉がありますが、この辺りは静かで落ち着いた佇まいの、日光本来の姿を見せてくれる恰好の場所といえるでしょう。

重要文化財・日枝神社
重要文化財・神輿舎 大国殿
樹齢700年
本社境内第一の巨杉のご神木
滝尾社遥拝所
重要文化財・朋友神社
二荒霊泉
化け燈籠と呼ばれる
鎌倉時代奉納の唐銅製春日燈籠