荒橿神社

真岡市八木岡(平成18年8月11日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、真岡鉄道、寺内駅前を走っている国道294号線を、駅から約1500メートル北上した道路沿いにあります。隣に公民館がありました。私の地図には「八幡神社」となっています。狛犬さんは、居りません。彩色された茅葺きの本殿は、華やかな印象で、市の文化財に指定されています。

 市教育委員会の案内によると「御祭神は事代主命。康永元年(1342)、標ヶ原二荒神霊を勧請し、鎮座したのが始まりという。元文3年(1738)戸塚(八木岡)大明神と称していた社名を荒橿神社と改称した。由緒書きによれば、当時、修行者が当地に立ち寄った際に社殿を調査し、延喜式内下野十一社のうち、芳賀二社の一つの荒橿神社に相違ないと判断した事による。」とあります。
 安永3年(1774)再建、市指定有形文化財の本殿は、茅葺きの重厚な屋根と、色とりどりに彩色された彫刻類、朱の本体が見事に調和している素晴らしい建築物です。
 境内社に皇太神宮、琴平神社、稲荷神社、八坂神社、大杉神社、竈神社があります。

神社入口と両部鳥居 拝殿
拝殿の額「正一位 荒樫大明神」 本殿覆い屋
         安永3年(1774)再建、市指定有形文化財の本殿。
茅葺きの重厚な屋根と、色とりどりに彩色された彫刻類、朱の本体が見事に調和しています。
本殿には彩色がされ、挙鼻は龍、木鼻は狛犬と象、その他沢山の彫刻が施されています。
末社・皇太神宮、琴平神社、稲荷神社、八坂神社、大杉神社、竈神社