星宮神社

鹿沼市戸張町(平成18年9月10日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、国道121号線沿い、戸張地区の交差点にあります。街中の小さな神社です。昭和49年の狛犬が居ました。本殿が市指定の文化財になっています。

 この神社は古くから「こくぞうさん)」として親しまれている戸張町の産土神です。星宮神社は栃木県の南西部に多く、水戸学の影響を強く受けたところにあるのだそうです。明治期の神仏分離令により「虚空蔵菩薩」に、現在多く見られる御祭神・天香香背男命や石拆神、根拆神などの神様をあてたもののようです。そして最近まで神様のお使いの「ウナギ」を食べないという風習を守っていた地域もあったようですね。
 一間社流造の本殿は市指定の文化財となっており、建造年代は寛政後半から文化初年(1800年)頃と推定され、装飾彫刻は天保14年(1843)の墨書があるそうです。

神社遠景 社殿前のしょうわ狛犬
市指定有形文化財の本殿
上・挙鼻の龍と木鼻の狛犬
 下・本殿正面
社殿外側から 末社