許曽志神社

松江市古曽志町松尾466(平成24年9月2日)

東経133度00分01.22秒、北緯35度28分53.49秒に鎮座。

 この神社は一畑電鉄北松江線・朝日ヶ丘駅の北東約1km、宍道湖北部広域農道沿いに鎮座しています。旧縣社という事ですが、入口から境内までが約100m。大きな杜の中に境内が作られています。参道や石段の途中には狛犬や珍しい狛鶏、狛猿が二対ずつ。狛鶏、狛猿は御祭神に由来するものと思われます。又手水鉢は砂岸のようですが綺麗に層が分かれてとても風情があります。
 歴代国主からの崇敬も篤く、松平家初代当主・直政公も度々参詣されたそうですが、現在も大切に護られて居り、氏子さん達の崇敬の念が感じられる清々しい神社でした。

御祭神:猿田毘古命、天宇受売命
祭礼日:祈年祭・4月10日、昇格記念祭・7月31日、御茣蓙替祭・10月8日、前夜祭・10月9日、例大祭・10月10日、新嘗祭・12月10日
境内社:飯生神社、熊野神社、大除神社、他
由緒:創祀年代は不詳であるが出雲國風土記及び延喜式に記された古社で祭神は当地方開発の祖神であるとともに農耕、延命長寿、結婚、安産 交通安全の守護神として尊崇されている
 大正11年7月由緒古き故を以て「村社」から一躍「県社」に昇格になった
 往古は現鎮座地の南、記念碑建立地周辺(地名を元宮と言ふ)が社地であったが貞享元年(1684年)4月現地へ奉遷した

社頭
参道入口に立つ明神鳥居 社号標「縣社許曽志神社 」
 参道の様子
参道途中にいる出雲狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
80mほど進むと石段の参道が現れます。
石段途中に設えられた手水舎
手水舎後方にいる出雲狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
境内へと続く石段の参道
石段途中に置かれた番の狛鶏
始め意味が分かりませんでしたが、良く考えると御祭神・天宇受売命の「天の岩屋戸」神話から、常世の長鳴鳥を連想したものしょうか?
随神門
下の境内の様子
 境内へと続く石段脇に置かれた番の狛鶏
石段途中に置かれた番の狛猿
こちらもやはり御祭神の猿田毘古命=猿と言う事なんでしょうね〜。
境内入口に置かれた子連れ狛猿
境内の様子
入母屋造りの拝殿と拝殿にかかる額「白鬚神社」
江戸時代までは「白髭大明神」と称しており、文政7年(1824)許曽志神社と改称されたそうです。 
大社造りの本殿
楽殿

境内社:飯生神社 境内社:熊野神社
境内社:大除神社
神池


ご神木