宇美神社
出雲市平田町宮西町686-1(平成24年8月31日)
東経132度49分16.97秒、北緯35度26分01.05秒に鎮座。
この神社は一畑電鉄北松江線・雲州平田駅の北西約600mに鎮座しています。周囲は住宅地で、とても綺麗に整備清掃された清潔感漂う神社でした。
入口には社号標・鳥居が建立され、参道左には大きな手水磐がある手水舎が配されています。平成9年に生まれたばかりの出雲狛犬を横目で見ながら進むと、随神門内にも随神さんと、彩色が綺麗な神門狛犬が居ました。
境内に入ると亀が背負う灯籠が建ち、参道左には天満宮が祀られています。綺麗に掃き清められた境内には灯籠が整然と立ち並び、唐破風付き入母屋造りの拝殿前には狛犬が乗った燭台が置かれ、奥に廻ると透かし塀内に弊殿・本殿が建立されています。
主祭神:布都御魂神、配祀神:熊野神社・伊弉册尊、速玉之男命、事解之男命、春日大明神・天児屋根命、若宮大明神・太玉命、手力男神、大歳大明神・大歳神
祭礼日:1月1日・歳旦祭、2月3日・節分祭、6月30日・水無月祓(輪くぐり)、10月11日・前夜祭、10月12日・例大祭、11月15日・七五三祭、12月1日・解除祭
境内社:天満宮
由緒:出雲国風土記(天平5年=733年)に当地は楯縫郡沼田郷とあり、当社は「宇美社」として記される古社であります。
社号「宇美」の起因は、祭神布都御魂神が出雲国にご来臨の際、海上より御上陸になった所からこの社号ありと伝えられ、古来より国家鎮護、民生安穏、百事成就の守護神又武勇神として尊信されております。現境内地には応永元年(1394)本願小村家、杉原家の祖により紀伊熊野三山から御分霊を勧請し熊野権現社として奉称され、その後天正16年(1588)廻田に御鎮座の本願長廻家の氏神である廻大明神(宇美神社)を始め天満宮、春日神社、若宮神社、大歳神社、伊勢宮の七社をここに合祀しています。その後社号は熊野権現社、熊野神社、平田権現、平田神社、宇美熊野神社、或いは俗に真薦の宮などと称されました。明治5年に宇美神社と改称。
昭和56年島根県神社庁より特別神社の指定を受け今に至る古社であり名社であります。


鳥居に掛かる額 |
社号標 |
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手水舎と大きな手水磐 |
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下げ置かれた、文化5年(1908)建立の鳥居 |
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随神門 |
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随神門内にいる、彩色が綺麗な神門狛犬 |
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参道の様子 |
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参道脇に立つ、亀が背負う灯籠 |
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境内の様子 |
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唐破風付き入母屋造りの拝殿 |
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透かし塀内の弊殿・本殿 |
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本殿 |
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境内社:天満宮 拝殿 |
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天満宮 本殿 |
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