佐香神社(松尾神社)
出雲市小境町108(平成24年9月2日)
東経132度52分59.22秒、北緯35度28分00.58秒に鎮座。
この神社は一畑電鉄・一畑口駅の北1Kmに鎮座しています。斐川一畑大社線・23号線脇に参道入口が有り、道路をまたいで立つ大きな銅製一の鳥居には「松尾神社」の額が掲げられています。そこから川を渡り約150m西に向かい右折すると左側に大きな杜が見え、そこが神社の入口です。石段を上がりながらにの鳥居、三の鳥居を潜り境内に辿り着くと、祭礼時に必要なのでしょうか?境内左側は大きく空けられています。
正面には「佐香神社」の額がかかる拝殿、奥に大社造りの本殿が建立され、左右に境内社が祀られています。
非常に綺麗に整えられた神社で、気持ちの良い参拝が出来ました。
御祭神:久斯神(くすのかみ)、大山咋命、配神:天津彦彦火瓊瓊杵命、木花咲耶比売命、百八十神
祭礼日:10月13日
境内社:稲荷神社、疫神社、武内神社、宝殿神社、種痘神社
由緒:『出雲国風土記』楯縫郡の条の在神祇官社「佐加社」、延喜式神名帳の出雲国楯縫郡の「佐香神社」に比定される。
享保2年(1717年)の地誌『雲陽誌』の小境村の項に「松尾明神」とあり、それによれば明応9年(1500年)の棟札があるとされ、室町時代には前述の松尾大社の祭神が勧請されたと考えられる。江戸時代に入っても松江藩主を初め近隣の出雲杜氏たちの崇敬を集めていた。明治に入り社名を「佐香神社」に復したが、通称の「松尾神社」も併用されて現在に至る。
久斯神は酒の神のことであり、少彦名神の別名ともされる。大山咋命は京都の松尾大社からの勧請である。また配神の木花咲耶比売命も酒造に関係のある神である。
『出雲国風土記』楯縫郡の条の佐香郷に、川の中州で180柱もの神が集まって御厨を建てて酒を造り、180日もの間宴会をしたあと解散したという説話が記載されている。配神の百八十神はこれを意識したものといえる。
別名・松尾神社と呼ばれるこの社の例大祭は10月13日に行われる。濁酒祭(どぶろくまつり)とも呼ばれ、室町時代から続いているとされる。10月1日の未明に宮司自ら杜氏となって神酒の醸造を行い、祭礼の前日に国税庁の係員の検査を受ける。当日には酒造業者たちが集まり、安全を祈願する奉納祭が執り行われる。ちなみに当社では財務省より、祭礼のために毎年1石以下までのどぶろくの醸造の許可を得ている。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

斐川一畑大社線・23号線脇の参道入口 |
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道路をまたいで立つ大きな銅製一の鳥居 |
鳥居に掛かる額「松尾神社」 |
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一般道と共用の参道 |
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社号標「佐加社」
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社頭 |
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大きな杜の前に立つ二の明神鳥居 |
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石段途中に立つ三の明神鳥居 |
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境内へと続く石段参道 |
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境内の様子 |
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入母屋造りの拝殿 |
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拝殿内の様子 |
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大社造りの本殿 |
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御仮殿 |
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社務所 |
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境内社:稲荷神社 |
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稲荷の神使い・おきつね様 |
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玉垣内に居られる神使い・おきつね様 |
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社殿前にもぞろぞろぞろ〜っとおいでまします |
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境内社群入口 |
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境内社:疫神社 |
境内社:武内神社 |
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境内社:宝殿神社 |
境内社:種痘神社 |
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