大津市神領一(平成15年8月5日)
社伝では、御祭神は日本武尊、天明玉命、大己貴命の三柱です。近江の一宮で創建は景行天皇46年(316)稲依別王(日本武尊の子)が勅を奉じて、神崎郡建部郷千草嶽に、日本武尊を奉斎し、天武天皇白鳳4年、勢田郷へ遷座したという。
その後源頼朝は、平家に捕われ、十四才にして伊豆に流されるため、京都から関東に下向の折、永歴元年(1160年)三月二十日当社に参篭して前途を祈願した事が平治物語に記されている。頼朝は遂に源氏再興の宿願成って、建久元年(1190年)十一月右大将として上洛の際再び社前に額き襄年蒙った深い神助に対し、幾多の神宝の神領を寄進して奉賽の誠を尽されたのであると有ります。
遠目にも檜皮葺きの屋根が
優雅に感じられる。
なにやらよさげである。
何と手水屋の屋根も檜皮葺!!
流石近江一宮、わざわざ
戻ってきた甲斐が有ります。
いきなりユニークな逆さ、構え狛犬!、
しかし今思えば湖西はユニーク狛の連続、これはその始まりでした。
末社
蔵人頭神社(七掬脛命,料理の祖神)
行事神社(吉備臣武彦 大伴連武日)
摂社
大政所神社(播摩稻日太郎媛)
聖宮神社(大足彦忍代別命)
末社
箭取神社(石占横立 田子稻置
乳近稻置)
弓取神社(弟彦公)
摂社
若宮神社(稻依別命)
藤宮神社(布多遲比賣命)
摂社、末社も檜皮葺、
しかも箒の掃き目も美しく勝手に歩き回るのも憚られる。
白砂、松並木の中の鳥居
ご神木と拝殿
大きく立派な拝殿。
こんなに酒樽や提灯の沢山付いた拝殿は余りないのでは・・
キッチリ整った正当派京尾太狛犬。吽は玉取り
相の屋
本殿
(明治15年3月建立)
(平成12年8月吉日建立)
(明治22年5月建立)
本殿
拝殿前の逆さ構え狛犬には
かっては目がはめ込んであった
拝殿前の逆さ、構え狛犬
宝物殿
宝物殿前のライオン像
摂社・八住神社
向かい合って楽しそうな陶器製狛犬
摂社・大野神社
阿吽が反対で眼球が取れてしまった渦巻き鬣の京尾付狛犬