鴻巣市上谷2258 (令和6年11月4日)
東経139度32分11.95秒、北緯36度03分09.78秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、JR高崎線・鴻巣駅の東南東1.8km程の辺り、上谷の街中に鎮座しております。
御祭神 素盞嗚尊
由緒
上谷の地内の北の方の小名を竜灯と呼び、その由来を『風土記稿』は次のように載せる。古くはこの辺りに大きな沼があり、年久しく竜が棲んで、光を放ち、田畑を荒らすなどして耕地の妨げをしていた。天正のころ(1573-92)岩槻の浪人立川石見守という強勇の者が、この竜を退治したことから村民は喜び、それにちなんで小名を竜灯と名付け、後にこの沼を埋めて水田を開いた。彼の石見守は、村の旧家弥七の先祖であるという。ちなみに、地内にあった真言宗宝性院(明治初年廃寺)の開基は、この立川石見守であると伝えている。
当社は上谷の鎮守として祀られており、創建の年代は明らかでないが、村の開発が進められる中で勧請されたものであろう。本殿に奉安する神鏡には享保21年(1736)の銘が見える。また、『風土記稿』上谷村の項には「氷川社 村の鎮守なり、末社 天神社 稲荷社 別当千寿院 本山派修験にて南下谷大行院の配下なり、本尊不動を安ず」とある。神仏分離後、当社は明治6年(1873)に村社となり、同40年(1907)に字西ヶ谷の厳島社、字上川面の稲荷社、字郡田の須賀社の3社の無格社を合祀した。このうち厳島社は当地と下谷・宮内の旧三か村の村境にあった池の傍らに祀っていた社である。また、稲荷社は、大雨による荒川の度重なる氾濫を憂えた天台宗台蔵院(明治初年廃寺)の開祖傳法上人が風雨順時と五穀成就の守護神として祀ったと伝える。
境内由緒書き より。
参道入口
拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和26年(1951)2月3日建立)
土地奉納碑
力石