鴻巣市吹上本町4-14-26 (令和7年4月19日)
東経139度27分11.41秒、北緯36度06分08.58秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬さがし隊Kさん」より】
この神社は、JR高崎線・吹上駅の北西500m程の辺り、吹上本町の街中に鎮座しております。
御祭神 大山咋命
御縁起
吹上は、北足立郡の最北端に位置し、その地名については、風で砂が吹き上げるところから生じたものとの説がある。古くからの集落は中山道に沿って続いており、江戸時代には中山道の熊谷・鴻巣の両宿間の立場が置かれ、更にその地内で中山道と日光脇往還が交わることから、交通の要衝として繁栄した。
『風土記稿』吹上村の項には「山王社 村内上分の鎮守とす、東曜寺持」「氷川社 小名遠所の鎮守なり、持宝院持」「稲荷社 下宿の鎮守なり、東曜寺持」と、鎮守が三社記されている。このように、江戸時代にあっては、村内を三分し、各々で鎮守を祀っていたが、最も規模が大きかったことから社格制定に際しては日枝社(神仏分離により山王社が改称)が村社となり、他の二社は無格社にとどまった。更に、政府の合祀政策によって明治40年(1907)4月16日日付で、氷川社と稲荷社は日枝社に合祀され、これに伴い、日枝社は村名を採って吹上神社と改称した。年配の人が当社を「山王様」と呼ぶのはこうした経緯によるものである。
ちなみに、氷川社の跡地は本町二丁目の遠所橋のすぐ南に、稲荷社の跡地は鎌塚二丁目の新宿橋のたもとの所にあり、いずれも祠が建てられている。また、日枝社については、『明細帳』に「宝暦6年(1756)7月火災焼失す其後創立年月不詳」との記録が載る。
境内由緒書き より。
神社入口
拝殿
拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和38年(1963)11月吉日建立)
神額
神輿
庚申塔
石碑