諏訪神社

加須市上高柳(平成19年12月16日)

東経139度36分1.6秒、北緯36度6分20.52秒に鎮座。

 この神社は騎西町の北東のはずれ、上高柳地域に鎮座しています。立派な社号標の建つ入口を入ると一の鳥居が建ち、その後参道は90度右に曲がっています。参道途中には二の鳥居が建ち、明るい境内奥に社殿が建立されています。最近整備されたのか境内には鎮守の杜という感じの樹木は見られません。

 主祭神:武御名方命
 例祭日:7月27日(鎌どっかえ)
 境内社:八幡社
 由緒:高柳の産土神で、昔は宝幢寺が別当寺でした。信濃国諏訪大社から分霊を勧請しました。江戸時代の後半に書かれた新編武蔵風土記稿には「上高柳村には天神三島合社(字柳下、八幡社・神明社・稲荷社)(いずれも字舟橋)がある」と記載があります。その八幡社は明治21年(1888)に諏訪神社の境内に遷座され、三島社は明治40年(1907)に諏訪神社と合併しましたが、元地には社殿が残っているそうです。このほか字舟橋の千方大明神、字大六天の大六天社、字山王の山王社が、いずれも諏訪神社に合祀されました。
 現社殿は文久2年(1862)の再建です。

社号標 神社入口
参道の様子 境内の様子
大正15年生まれの江戸流れ狛犬
子だくさんの狛犬で、阿はお腹の下に一匹、吽は背とお腹の下に一匹ずつ、合計三匹の子狛を連れています。典型的な江戸流れで、行田市・関根神社の狛犬とよく似た造りです。それぞれ表現が違う子狛が可愛いですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正15年(1926)9月15日建立)
拝殿
本殿正面

本殿覆い屋 境内社・八幡社
末社と青面金剛像