諏訪神社

深谷市小前田1(平成18年9月10日)

 この神社はJR秩父鉄道・小前田駅の南西約300mに鎮座しています。道路脇には玉垣を張り巡らし、立派な社号標が建っている脇の、入口の靖国鳥居を潜ると参道は右に90度曲がっています。鎮守の杜に囲まれた境内奥には龍や狛犬が彫られた拝殿が建っており、その後に安政5年(1858)造営の精密な彫刻を施した本殿が建っていますが、写真には良く撮れませんでした。境内社も多数あり、例祭の屋台は秩父市の秩父神社に負けず劣らずの素晴らしいものです。
 年表によると、応和3年(963)桜沢の南飯塚に塚を築き、祠を構え、諏訪の神を祀ったのが始まりとされます。文明年中(1469〜87)花園城主・藤田掃部左衛門氏家公が、領地住民の為、信濃の国諏訪より正一位南宮法性大明神を分霊勧請し、社殿を整えました。その後藤田家の離散、鉢形北条氏の滅亡により神社は荒廃しましたが、永禄5年(1562)小前田の住人長谷部兵庫吉長が現在地に遷座し、小前田の鎮守となりました。安政5年には現在の本殿が造立されました。明治15年には蚕影神社が合併されています。

神社入口 社号標「村社 諏訪神社」
昭和12年生まれのしょうわ狛犬
(昭和12年4月吉日建立)
拝殿 本殿
拝殿の木鼻狛犬。優しげで端正な良い顔つきの狛犬です。
拝殿挙鼻の龍
境内社・白山神社 境内社・神明社、春日神社
境内社・蚕影神社 境内社・金毘羅神社
境内社・和魂(にぎたま)神社 境内社
天手長男神社、浅間神社
八衢比賣神、久那斗神、八衢比古神 境内社