五番神社
小城市三日月町織島(平成23年11月3日)
東経130度13分31.79秒、北緯33度17分45.32秒に鎮座。
この神社は織島を東西に通る48号線の一本南の旧道沿いに鎮座しています。
神社の周囲は低い石垣の上に金網のフェンスが作られ、鳥居を潜り境内に入ると、ご神木の楠の他には大樹がないので、明るく広々と見えます。正面奥に明治17年生まれの岩狛さんが護る唐破風付き入母屋造りの拝殿と、本殿の大きな石祠を保護する鞘堂が建立されています。又、社殿左には小城新四国第48番札所が有り、境内社や石仏等が点在しています。
御祭神は五番善神と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく不明です。
五番善神とは、「二聖・二天・十羅刹女鬼子母神」のことで、それぞれが、呪文を示して法華経の信者を守護することを説いています。二聖とは薬王菩薩と勇施菩薩、二天とは四天王のうちの毘沙門天王と持国天王、それに十羅刹女と鬼子母神を一つとして加えた五神の事で、室町中期に始まった信仰が、一般化したのは江戸時代のことです。
拝殿前、明治17年生まれの岩狛さん
大きな岩狛さんで、秀でた額と大きな牙、良くそろった歯列が特徴的で、厳つい顔つきが幼児体型をカバーして、全体像は神社を護るに相応しく猛々しく見えます。
狛犬の拡大写真はこちらで |
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(明治17年(1884)5月吉日建立) |
拝殿 |
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拝殿内の様子 |
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拝殿天井絵 |
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弊殿と本殿 |
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大きな石祠の本殿正面 |
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小城新四国第48番 |
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大日如来 |
不動明王 |
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石祠 |
南無妙法蓮華経碑 |
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庚申尊 |
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ご神木・楠 |
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