船待神社

堺市堺区西湊町2(平成18年1月2日)

 この神社は南海本線・湊駅北の197号線を東に向かい、御陵前の信号を右折し一方通行の道路を入ると左手に鎮座しています。

 案内によると、御祭神は天穂日命・菅原道真を主神とし、末社に琴平神社・春日神社・豊倉稲荷神社・瘡神社等を配祀しています。
 縁起によると、当初は塩穴天神と称して塩穴郷に ありましたが、菅原道真公が九州太宰府に流される途中船を待つ間、道真公の遠い祖先に当る当社祭神の天穂日命を祀る祠に参拝し、松・榎数株を植えて太宰府へ旅立ちました。長保3年(1001)1月15日道真公の子孫・菅原為紀 と言う人がこの他に来て、祖先の残した旧跡を種々調査し、官に願い出て菅原道真公を合祀し船待天神社と改称しました。その後寛治年中(1087〜1093年)に塩穴郷よりこの地に遷座し、村の産土神として再建しました。明治40年11月5日湊村字中筋に鎮座の少彦名命を祀る村社瘡神社を合祀しました、とあります。

 明るく結構広い境内奥に、社殿や境内社が沢山建っており、氏子の方々が三々五々初詣にいらっしゃる、静かで親しみの持てる神社でした。

表参道入口 裏参道入口
拝殿 本殿
拝殿前、天保7年生まれの浪花狛犬。
阿はお説教を垂れる教師、吽はうなだれ聞き入る生徒…
の様な感じで、面白く拝見してきました。
(天保7年(1836)2月吉日建立)
境内社・瘡神社
境内社・役行者社、三宝荒神社 不動明王堂
不動明王と水掛不動明王
境内社・豊倉稲荷神社、拝殿と本殿
境内社・牛神社、社殿と社殿内の神使牛
境内社・諸神社 とても立派な社務所