春日神社

東大阪市吉田2-6-22(平成20年1月2日)

東経135度37分22.59秒、北緯34度39分48.31秒に鎮座。

 この神社は近鉄奈良線・河内花園駅の北約450mに鎮座しています。市街地にありながら大きな社地を持ち、参道脇や境内周辺は、楠などの巨樹が残されています。入口から真っ正面に見える拝殿は大きく朱と白の彩色が綺麗に施され、市指定文化財・享保5年(1720)建立の本殿は檜皮葺春日比翼造で、唐破風のある二間社春日造を二棟、渡廊によって連絡している珍しい造りです。

 御祭神:第一殿・天児屋根大神、第二殿・比売大神、第三殿・武甕槌大神、第四殿・経津主大神
 例祭日:歳旦祭・1月1日、節分祭・2月3日、夏祭・7月30・31日、秋例大祭・10月15・16日、大祓・6月30日・12月31日、護国英霊社 霊祭・3月春分の日・9月秋分の日
 境内社:天満宮、幸神社、八幡神社、金毘羅神社、稲荷神社、護国英霊社
 由緒:春日神社は旧河内郡吉田村の氏神で創建は不詳ですが、元春日と称される枚岡神社や奈良の春日大社の御祭神とご同神です。
 古くは「松の宮」と称され、この地の先祖を神として祀った氏神社が、年月の経過と共に、宮居としての社になったものと伝えられています。
 明治5年、神社整理統合令により枚岡神社に合祀され、社殿のみが残されることになりましたが、村民の強い願いと肝入りにより、明治12年氏神復旧願いが認められ、枚岡より復座しました。
 昭和58年社殿を改築し、周囲の池も環境整備のため埋め立てられ、境内地として活用され現在に至っています。

社号標
神社入口 拝殿前から見た境内の様子
拝殿前、享和元年(1801)生まれの狛犬
吽には小さな突起があり、浪速狛犬としては整った顔立ちと姿態の、丁寧に作られた良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(享和元年(1801)旧11月建立)
拝殿
享保5年(1720)建立の本殿
檜皮葺春日比翼造で、唐破風のある二間社春日造を二棟、渡廊によって連絡している珍しい造りです。
本殿脇に控える木製神殿狛犬
古く良い造りの狛犬のようですが、遠方でガラス越し、柱の陰になり良く見えません。
境内社:護国英霊社 境内社:天満宮、幸神社、八幡神社
境内社:金毘羅神社 境内社:稲荷神社
境内社:稲荷神社の建立年代不明の浪速狛犬
前足は崩れ、もう先代に近い感じです。