浅草神社

大分市口戸(平成20年7月25日)

東経131度33分59.68秒、北緯33度10分24.33秒に鎮座。

 この神社は七瀬川の左岸、旧口戸村の浅草地区に鎮座しています。現在の表参道入口は口戸にありますが、社殿は木上地区にあり、私達は木上の裏参道から上がってしまいました。裏参道は竹の葉絨毯がフカフカの状態で、石段では苔の上に積もった竹の葉絨毯で滑り落ちそうになるし、土の上では足が埋もれるしで、そんなに距離はないのですが大変な思いをし、境内に上がるまでに息も上がってしまいました。今後参拝される方は間違いなく口戸方面からの参拝をお薦めします。
 豊かな森の中にある境内は明るく開け、開放的な拝殿と渡り廊下で繋がれた三間社流造りの本殿は大きく立派な造りをしています。

 御祭神:神功皇后、仲哀天皇、応神天皇
 由緒:建久3年(1192)大友能直が豊後へ下向の砌、大友氏の守護神(氏神)として鎌倉鶴ヶ岡八幡宮を勧請してお祀りしたのが創祀といわれています。能直は神殿・拝殿・舞殿・回廊・参道等を造営し、従四位式部大輔 加茂直秀大宮司を迎え神田を寄進したので、村人はこの社を産土神として尊崇しました。
 けれど、延文4年(1359)8代・氏時の時代には菊池武光軍の乱入で社殿を焼かれ、また、22代・吉統の天正14年(1586)にも薩摩の島津義久軍から攻められ神社は焼失してしまいました。現在の建物は明治18年に改修されました。

裏参道入口
石段の参道 竹の葉絨毯がフカフカの参道
裏参道からの境内入口 表参道からの境内入口
境内の様子
拝殿前、昭和5年生まれの狛犬
阿は巻き毛、吽はストレートの鬣で、小首をかしげて話し合っているように向かい合っています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和5年(1930)10月27日建立)
拝殿
拝殿内の様子 拝殿に架かる社額
本殿