野口天満神社

別府市天満町16-14(平成20年7月26日)

東経131度29分51秒、北緯33度17分3.76秒に鎮座。

 この神社は県立南石垣養護学校の南に境川を挟んで鎮座しています。豊かな緑の森の中、入口の大きな鳥居を潜ると、参道途中に二の鳥居が建ち、参道脇に竜神様が祀られています。「竜神様」と手書きで書かれた板が、如何にも古からの土着の神様…という感じで好感が持てました。拝殿は妻入りで千鳥破風唐破風付きの赤い屋根を付けた建物で、本殿は流造りです。玉乗り狛犬の他に、神使の牛さんはもちろんの事、ライオンまで居るのにはいささかビックリ! 社殿左奥の境内社の中には大きな磐が置かれ、磐座なのか何か謂われのある岩なのか知りたいと思いましたが、何も案内はありませんでした。

 御祭神:菅原道真公
 祭礼日:歳旦祭・1月1日、祈念祭・1月25日、例祭・4月25日、夏越祭・7月25日、新嘗祭・11月25日
 境内社:竜神様
 由緒:天正5年(1577)の創建といわれ、古くから別府北方大境村の鎮守として崇められてきました。慶長4年(1599)に社殿を造営、享保の大水害の後、神社は再修され、又、堅固な堤防を築いたので永く神域が護られ、村民は天満神社の御神徳に感謝し地鎮めの宮相撲を行ってきました。
 明治6年村社となり、昭和17年には供進指定神社に列せられました。社地は明治、大正、昭和の3代にわたり整えられ、現在は近郷14町内の氏神として護持されています。

「野口天満神社由緒」はこちらで

神社入口 一の明神鳥居
参道途中の二の鳥居 参道の様子
妻入りで千鳥破風唐破風付きの屋根を付けた拝殿
拝殿前、昭和14年生まれの玉乗り狛犬
吽は角つきで、阿吽共に玉乗りですが、明らかに広島型とは変わった顔つきをしています。こちらの方が威厳のある中にも親しみやすさや慈愛が感じられます。玉の有る無しは異なりますが、内竈・八幡竈門神社の狛犬とよく似ています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和14年(1939)4月建立)
本殿
竜神様 境内社
ライオン像 神使・牛
ご神木・大楠