羽室御霊社

別府市野田1組-1(平成20年7月23日)

東経131度29分13.82秒、北緯33度19分11.84秒に鎮座。

 この神社は別府羽室台高校の北西約150mに鎮座しています。鎮守の杜のスダジイ林は別府市指定保護林となっており、本殿両側の竈門氏累代の23基の石塔群は県指定有形文化財となっています。

 御祭神:鎮西八郎為朝
 境内社:稲荷神社
 由緒:創建は鎌倉時代といわれ、滝沢馬琴の椿説弓張月で有名な源為朝が弓を掛けたといわれる老松がありましたが、枯れてしまい現在はその姿を見ることは出来ません。

神社遠景
神社入口
境内入口にいる一体だけの玉乗り狛犬
拝殿
1間社流造鉄板葺で、戦後改修された本殿

本殿両側には、23基の石塔群が並び、竈門氏累代の歴史を語っています。特に本殿左側前面には、県の有形文化財に指定されている安定感のある堂々たる五輪塔があります。その中で嘉元4年(1306)の刻名のあるものは、宇佐弥勒寺領竈門本庄の地頭職・竈門次郎(道善)の墓で、墓塔群を代表するものとなっています。
境内右側の石塔群 境内社:稲荷神社
稲荷神社石祠内にいるはじめタイプのお狐様
右側のお狐様は随分やつれたお姿をしています。