亀山八幡宮

玉野市番田1631(平成21年8月22日)

東経134度1分30.26秒、北緯34度33分33.64秒に鎮座。

 この神社は鉾立小学校の南東約600mに鎮座しています。道路上に建つ明神鳥居から神社の入口までは約100m程あり、その間は一般道と共用で、左右には住宅が建っています。神社入口には注連柱が建ち、境内社が祀られている後ろには社名に縁の「亀岩」が注連縄を掛けられ祀られています。
 石段の参道途中には踊り場があり、そこには注連柱と明治11年生まれの狛犬が置かれています。
 境内は明るくすっきりした感じで、拝殿内には木製神殿狛犬も居ました。本殿後ろ側には境内社も六社ほど祀られています。

 御祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
 祭礼日:祈年祭・2月18日、例祭・10月15日、新嘗祭・11月24日
 境内社:三社稲荷宮、荒神社他
 由緒:創立は寛文4年(1664)以前に温故に宮司の説で当山を遊亀山という。
 神功皇后三韓征伐の時御揚陸の際 大亀が遊び居たるを見、遊亀山と名付け給い、その時の二匹の亀が今の亀岩であると伝えている。村前に小島あり。此の時天気悪しき為舟がかりで此の島へ皇后が上陸され、三種の神器を御移したれば空晴れしに依り、以来この島を鉾島と称する由 古よりの語り伝えなれば、此の由緒により其の後 宇佐八幡宮を勧請して産土神と斎給いしなりと口碑に残れり。

参道入口に建つ明神鳥居
参道
神社入口左に祀られる境内社二社 神社入口左上に祀られる境内社
注連縄が架けられた亀岩(左・胴体部分、右・頭部)
 
石段の参道
石段参道途中の踊り場にいる明治11年生まれの狛犬
出雲丹後丸尾タイプの造りですが、多分この地の石工さんが模倣した現地生産の狛犬と思われます。首が無く胴が短く、彫りがやや平坦で素朴な感じがします。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治11年(1878)9月建立)
境内入口
拝殿
拝殿内にいる木製神殿狛犬
顔は狛犬ですが、背を丸め尻尾を揚げた姿は猫のようにも見えます。
本殿
境内社 境内社
境内社:三社稲荷宮 境内社:荒神社
境内社 境内社:砂■神社