草田八幡宮

総社市下倉787(平成21年8月24日)

東経133度40分47.63秒、北緯34度42分51.93秒に鎮座。

 この神社はJR伯備線美袋駅から東へ約2.5km、高梁川右岸の山麓に鎮座する神社です。
 参道入口には「八幡宮」と彫られた額が架かる明神鳥居が建ち、阿吽共に玉で遊ぶ子狛を連れた弘化3年生まれの狛犬が出迎えてくれます。参道途中には 「市指定天然記念物 草田八幡宮の社叢」の案内板のすぐ横に注連柱が立ち、老木の建ち並ぶ参道奥には随神門が建立され、境内にも黒々とした影を落として、巨大な御神木やら低木などが、夏の厳しい日差しを防いでくれていました。その中でやや日当たりの良い場所に開放的な拝殿と瓦屋根の大きな本殿が建立されています。
 川の傍の大きな森の中に静かな佇まいを見せ、夏の参拝にはほっと一息・小休止できる、そんな心休まる神社でした。

 御祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
 祭礼日:1月1日・元旦祭、7月15日・夏祭、10月第1日曜と翌日・秋祭
 境内社:三社
 由緒:旧村社で、文禄2年5月11日、内蔵之助藤原朝臣清忠が山城国男山から八幡大神を勧請して、山中の祠に奉遷し氏神として崇敬した。
 由緒、縁起書は文政9年戌3月10日の村中の大火災で焼失した。
 寛永6年時の神主藤原朝臣清信が、再び社殿を建立して奉祀した。貞享元年6月再び炎上し、元禄7年9月16日に、同山を少し下ったところに御社殿を移築し、現在に至っている。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)

社頭
参道入口の明神鳥居 鳥居に架かる額
「八幡宮」
参道入口にいる弘化3年生まれの狛犬
吽は角つきで、阿吽共に玉で遊ぶ子狛を連れています。玉乗りの変形バージョンなのでしょうが、この地域で阿吽共に玉と子を持った狛犬を見たのは初めてです。非常に珍しいのではないでしょうか?
狛犬の拡大写真はこちらで
(弘化3年(1846)丙午5月吉日建立)
参道脇の
「市指定天然記念物
草田八幡宮の社叢」
案内板
注連柱の建つ参道の様子
随神門
境内の様子
拝殿
本殿
社殿向かって左脇に建つ社務所?
境内社 境内社二社
市指定天然記念物となっている社叢(御神木)の様子