須佐之男神社

岡山市北区中撫川502(平成21年8月22日)

東経133度50分47.48秒、北緯34度38分51.98秒に鎮座。

 この神社は庭瀬駅の北西約1.4kmに鎮座しています。入口の明神鳥居を潜ると右手には鐘楼が有り、百度石が置かれています。参道途中に社号標が建ち、拝殿前には嘉永4年生まれの子連れ構え獅子がいます。拝殿は唐破風の付いた横広の社殿で、その奥の玉垣内にコンクリート造りの本殿が建立されています。境内右奥には仮殿と稲荷神社が祀られています。静かで落ち着いた佇まいの神社でした。

 御祭神:建速須佐之男命
 祭礼日:5月15日・春祭、10月第3日曜日・例祭
 境内社:稲荷神社
 由緒:往昔、吉備中山に大吉備津彦命鎮座後、十握剣を宝物として彼の社に納めた。寛喜年中(1229〜32)に彼の社が回禄の際、御剣を此の地に遷して奉斎した。御剣は彼の社に奉遷後、御剣の縁に依って須佐之男命・天照大御神を跡地に祭った。後、須佐之男神・櫛稲田姫神・大穴牟遅神を祭って上社とした。
 寛永年中(1624〜44)社号を疫神社とし明治2年現在の社名とした。
 社殿は寛永6年(1629)、元禄3年(1690)9月、天保6年(1835)8月に夫々再興している。昭和31年8月、本殿炎上。同54年6月に本殿を改築した。
(「岡山県神社庁公式サイト」より)

社頭
社号標 境内右側にある鐘楼
参道・境内の様子
拝殿前、嘉永4年生まれの子連れ構え獅子
色々な構え獅子を見てきましたが、子狛をこんな風に扱う親狛は初めてです。阿は後ろ脚で子狛を脇に押しやる様にしていますし、吽は同じく後ろ脚で子狛を押しつけています。教育上の配慮…とでも言うのでしょうか?尾や鬣の彫りがとても華やかで、異様な格好の割にはまとまりのある狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永4年(1851)辛亥3月吉日建立)
拝殿
拝殿に架かる横長の社額と、めおと綯いの注連縄
本殿
仮殿 境内社:稲荷神社