岡山市北区吉備津931(平成17年7月17日)
この神社は吉備線・備前一宮駅の西南西約1.5qに位置している吉備国の総鎮守で、岡山県内では最古・最大の神社といわれています。御祭神は崇神天皇時代に、日本各地に派遣された四道将軍の一人で、吉備津彦神社と同じ、桃太郎のモデルという伝説も残る大吉備津彦命です。応永32年(1425)に再建された本殿は、屋根に千鳥破風が2つ並ぶ、比翼入母屋造で「吉備津造り」と呼ばれる独特の造りなのですが、今回は残念なことに檜皮の吹き替え工事中で、本殿も拝殿も見ることができませんでした。またここは、上田秋成の雨月物語“吉備津の釜”にある、巫女が吉凶を占う鳴釜神事でも知られています。前回の参拝では静かで落ち着いた雰囲気で、本殿の変わった造りが印象的な忘れられない神社だったのですが、今回は工事中ということもあり、又前回とは比べものにならないほどの観光客の多さもあり、正直なところあまり感銘を受けませんでした。
北参道入り口
大吉備津彦命が温羅との戦いの時に
矢を置いたとされる矢置岩
北参道
北随神門
割拝殿
拝殿内の様子
重要文化財に指定されている360mも続く回廊
境内社・えびす宮
境内社・岩山宮
水車の廻る庭園
お釜殿内の様子
案内板の写真
西参道入り口
西参道から見た神社遠景