艮御崎(うしとらおんざき)神社

倉敷市真備町川辺208(平成21年8月24日)

東経133度43分20.27秒、北緯34度38分18.56秒に鎮座。

 この神社は高梁川右岸の486号線南に鎮座しています。参道入口にある犬養毅元首相揮毫による注連柱から境内までは約100m程あり、その間に狛犬や鳥居が建立されています。境内入口には社名の書かれた額が架かっている銅製の鳥居が建ち、ここにも浪速狛犬が居ます。周囲には木々が茂っている境内も中央は明るく、拝殿と社務所で棟が繋がった社殿と玉垣で囲まれた石垣上に大きな本殿が建立されています。境内社も多く、ここにも狛犬が奉納されています。
 全体的に綺麗に整備され、清々しい感じの神社でした。

 御祭神:須佐之男命、大国主命、建御名方命、保食神、宇賀魂命、少名彦命、八衢比古命、天之御中主命、大物主命
 祭礼日:歳旦祭・1月10日、春季祭典・5月10日、秋季祭典・10月第3土曜日、新穀感謝祭・12月1日
 境内社:大森宮、地神、疫神社、恵比須宮、荒神社
 由緒:建立時期は不祥ですが、棟札には慶長15年(1610)、願主塩尻治右衛門(川辺大庄屋)と記されている。近隣15社を合祀した村社。
 吉備津神社本殿の丑寅の方向に艮宮があり温羅が祀られ、たたりの神として恐れられている。艮神社や御崎神社は吉備津神社系の神社名なので、この社も吉備津神社系である。



参道入口
注連柱の文字は犬養毅元首相揮毫によるもので、県下でも珍しいのだそうです。
参道入口注連柱後ろにいる天保10年生まれの浪速狛犬
鼻先が随分前面に出ていて、逞しく造りのしっかりした狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(天保10年(1839)建立)
参道途中に建つ一の明神鳥居
社頭
境内入口に建つ銅製の鳥居 鳥居に架かる額
境内の様子
境内入口にいる安政6年生まれの浪速狛犬
眉が太く、鼻梁が高く小鼻が大きく、貫禄充分な狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安政6年(1859)己未9月吉日建立)
右が拝殿、左が社務所で棟が繋がっています。
入母屋造りの大きな本殿
境内社 忠魂碑
境内社:荒神社
境内社:恵比須宮 境内社:疫神社
疫神社を護る建立年代不明の太め狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
境内社:地神 境内社
境内社:大森宮
御神木