天満宮

笠岡市笠岡5531 (平成25年11月3日)

東経133度30分13.62秒、北緯34度30分17.48秒に鎮座。

この神社は、JR山陽本線・笠岡駅から北西500m程の辺り、笠岡の北にそびえる竜王山の南山麓に鎮座しております。嘗てこの地を支配していた「陶山氏」。鎌倉時代末期陶山義高が築いた笠岡山城が竜王山にあったと云う。住いは当社のすぐ東隣の威徳寺辺りにあったようです。

御祭神 菅原道真公

「西の天神さん」と呼ばれ親しまれている「菅原道真公」を祀る社。創建は天正八年(1580)で享保六年(1721)に再建された。これが現在の社殿で極彩色に塗られていた。拝殿は昭和30年(1955)に改修された。御神像は元禄八年(1695)に謹刻されたもので、衣冠束帯姿の坐像で右手に笏を持つ、高さ80cm、横幅110cm、桧の寄木造りである。
建物の裏に末社「於重稲荷」がある。昭和八年に改修された。お産に霊験があるという。
石段をあがったところの狛犬には刻銘がないが、社殿前の狛犬には文化六年己巳(1809)晩秋吉日 願主長梅屋定七と刻まれている。これは兄の「角屋作次郎」が死去した直後、その供養のため寄進されたもの。・・・・・
境内由緒書き より

神社入口

神額

境内入口

縦置きの素朴な狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

手水舎。後が陶山氏の居館があったと云われる威徳寺。

拝殿

異相で妙な存在感です。拡大写真はこちら。
(文化6年(1809)己巳晩秋建立)

拝殿内部

本殿


於重稲荷