金比羅宮

笠岡市笠岡 (平成25年11月3日)

東経133度30分19.81秒、北緯34度30分19.26秒に鎮座。

この神社は、JR山陽本線・笠岡駅から北西500m程の辺り、笠岡の北にそびえる竜王山の南山麓に鎮座しております。

正寿場町 金比羅宮
創建は江戸時代、港関係の回船問屋・商人・船頭などが航行安全と商売繁盛を祈って讃岐琴平の「象頭山金刀比羅宮」を勧請した。平入り流れ造りの社伝、参道入口の常夜灯には「天保十余年(1843)五月・覚厳」と彫られている。
境内をぐるりと取りまく玉垣は、商売繁盛と海路の安全を祈願して笠岡の畳表問屋が寄進したもの。丸山家の文書には「往古より明和中までは、備後御畳表御用、笠岡邑へ仰せつけられ、外浦より御用のほか、切積み出し相成らず候」とある。
これは福山水野藩が断絶し、元禄十年(1697)福山藩が幕府に公収された後、福山にあった幕府御用表見役所(畳おもての検査場)が笠岡村に移されて、以後は笠岡港が積み出し港となりここから全国にむけて出荷するようになっていた。
境内の山寄せにある石垣に、玉垣寄進の発起人と世話人の名前を掘り込んだ石が三箇所に嵌め込まれている。狛犬は文政九年(1826)十一月、「長梅屋定七」の寄進。
参拝記念パンフレット より

神社入口

鳥居

境内入口

境内入口左右の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(文政9年(1826)11月建立)

社殿


不明の末社

地神社

参拝記念スタンプ