忌部(いんべ)神社

備前市伊部629(平成21年8月23日)

東経134度9分51.46秒、北緯34度44分20.91秒に鎮座。

 この神社は天津神社北西の山中に鎮座しています。私達は天津神社参道脇から参拝しました。伊部駅前から約400m、備前焼のお店が建ち並び観光客が散策する商店街から、たった5分ほど山中に入っただけですが、ここはもう別天地。町の喧騒はどこへやら、人気が全くなく深山幽谷の感があり、古の窯跡が残っているのも肯ける、厳かな雰囲気の神社でした。

 御祭神:陶祖・天太玉命
 祭礼日:5月15日
 由緒:「伊部」の地名の由来となっている神社で、創建は不詳ですが、窯元六姓「金重・森・木村・大饗・寺見・頓宮」の窯元達が備前焼の末永い繁栄を祈り、この社を祀りました。天津神社の境内末社で、昔は小さな祠でしたが、昭和4年伊勢神宮より摂末社をいただき伊勢から片上湾へ船で運ばれ、そこから行列をなしてこのちに建立されたそうです。

案内 参道の様子

この辺りは昔の「伊部北大窯跡」で、周辺には陶器の破片が沢山散らばっていますが、拾うことは禁じられています
境内入口
境内の様子
拝殿と拝殿右側に架かる社名板
拝殿と本殿の間に建つ社名額が架かる木製鳥居
本殿