吉田諏訪神社

燕市吉田上町(平成18年5月3日)

 この神社は越後線・吉田駅の北西500m、374号線に面して鎮座しています。
 案内によると、「御祭神は左座・十二大権現(大山祇命)、中座・諏訪大明神(健南方命)、右座・天照皇大神宮(大日霎命)となっており、創立および沿革には、創建の時期は不詳ですが、この地の産土神。元禄9年(1696)の社殿造営を機に、諏訪宮に十二神または大保権現と神明社を合祀し、諏訪神社となりました。
 現在の社殿は燕市の文化財に指定されていますが、文政13年(1830)に改築して遷座したもので,総ケヤキ造りの豪壮なもので彫刻も多く、近郷近在の神社建築のお手本として存在していたと思われる。」とあります。
 地図には記載の無い神社ですが、広々とした明るい境内に豪壮な社殿が建ち、見上げるばかりの大きな灯籠が奉納され、境内社までもが一社としても通用する造りでした。この地の豊かさ、崇敬の強さを物語っているのでしょうか。

天保6年(1835)生まれ、インパクトの強い大きめデフォルメ狛犬。
彫りの深い三角顔、切れ長の細く長い目、縮れて裂けたように大きな口、
鬣を風になびかせたように背中に向かわせそのくせ尾はお尻に貼り付けて、
石工名はありませんが面白い狛犬です。
(天保6年(1835)8月建立)
社号標。夫は上記の狛犬を撮っていて、入口の写真を撮り忘れた様です。
ドッシリと落ち着いた佇まいの拝殿  拝殿の額。
十二大権現・諏訪大明神・
天照皇大神宮とあります。
拝殿前、明治4年生まれの浪花系狛犬。
ライオン顔で特に吽は鼻の下が長く伸びたおじさんの様に見えます。
全体的にはまとまった造りの良い狛犬です。
(明治4年7月建立)
本殿覆い屋 覆い屋の隙間から少しだけ見える
本殿正面
社殿脇に建っている3m以上もある大きな灯籠
境内左脇に三社並んで祀られている
境内社・愛宕社
境内左脇に三社並んで祀られている
境内社・古峰神社
境内左脇に三社並んで祀られている
境内社・稲荷宮