小南神社

大和郡山市小南町(平成23年1月6日)

東経135度46分35.15秒、北緯34度37分57.55秒に鎮座。

 この神社は新池南に鎮座しています。鳥居の立つ参道入口から社殿まではちょうど100m程、参道は真っ直ぐ西に向かっています。境内正面には横広の割拝殿が建立され、その奥の塀内に二社並立の素敵な本殿が建立されています。その拝殿と本殿の間には石製の狛犬が居り、又それぞれの社殿縁には神殿狛犬がいますが、割拝殿の扉には鍵が掛かっており、間近での撮影は出来ませんでした。

 御祭神:誉田別命、素盞鳴命
 祭礼日:10月第一土曜日
 境内社:八玉大明神
 由緒:主神誉田別命は第15代応神天皇の別名で八幡大菩薩と称し古くより武家の雄たる源氏の氏神として知られその神威は特に武門に高い。素盞鳴命は天照大御神の弟神で八俣遠呂智退治で有名な武神で神仏融合時は牛頭天王と称し国土の総べてを支配される神として昔から天王さんと称讚されています。故に八幡宮天王両宮と呼んでいる。
 右より毎年正月14日に両宮の当家三人づつにより宮座の儀式が行われていた。当村保存の宮座古文書によると文明11年己亥正月14日(1479)と記してある。なお現在は五百有余年続いた宮座は平成元年から休止している。
 又古くから雨乞いの神として崇敬され元治元年(1864)大正2年(1913)の干ばつには大変ききめがあったと伝えられている。
 本殿前の北と南には正徳元年(1712)の石灯籠があって一つは小南座とあり、一つは小南方座とある。

社頭
入口に立つ明神鳥居
参道の様子
境内入口
境内の様子
割拝殿
本殿前にいる浪速狛犬
中に入れなかったので建立年代は不明です。吽には頭上に宝珠のような平べったい突起があります。
狛犬の拡大写真はこちらで
二社殿並立の本殿
向かって左側の本殿縁に居る朱の木製神殿狛犬
境内社:八玉大明神