池田神社

橿原市畝傍町46(平成23年1月7日)

東経135度47分29.81秒、北緯34度29分16.98秒に鎮座。

 この神社は畝傍山の東麓に鎮座しています。この地は古墳時代前期の「イトクノモリ古墳」があったところなのですが、現在は 「イトクの森古墳(池田神社)」の石柱が社号標代わりに立っています。古墳は全長約30mの小さな前方後円墳ですが、1900年代初頭に前方部が削平され、現在は後円部だけが残っており、その上に池田神社が鎮座しているため、「ここが後円部です。」といわれても全く面影がありませんでした。
 神社は木がまばらな境内中央奥がやや高く、砂利が敷いてあり、綺麗な白塀内に狛犬が護る社殿が建立されています。
 また西側には「第十三期海軍甲種飛行豫科練習生殉国之碑」、「航空母艦瑞鶴之碑」等が建立されていました。

 ここはかっては、懿徳(いとく)天皇または皇后陵と云われていましたが、神社としての案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。

入口
社号標
「イトクの森古墳
(池田神社)」
境内(古墳後円部)の様子
灯籠と白塀
白塀内の狛犬
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(石工・サクラ井 平井庄造 明治25年(1892)2月建立)
本殿
第十三期海軍甲種飛行豫科練習生殉国之碑 航空母艦瑞鶴之碑
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