諏訪神社

雲仙市小浜町山畑3956(平成24年8月19日)

東経130度11分56.06秒、北緯32度40分47.50秒に鎮座。

 この神社は島原半島を縦断する389号線西の、島原半島最大のため池・諏訪池の畔に鎮座しています。湖畔に4基の鳥居が立ち、石段を上がると境内です。正面すぐに入母屋造りの拝殿と幣殿、流造の本殿が続けて建立されています。又、境内社として白龍正一位稲荷大明神他が祀られています。
 神社の規模としては小さい方でしょうが、雲仙天草国立公園の指定区域内にあり、諏訪池が農林水産省のため池百選に選定されている等、周囲の景観の素晴らしい神社です。

 御祭神:建御名方命
 祭礼日:10月23日
 境内社:白龍正一位稲荷大明神他
 由緒:無格社
(「長崎県神社庁公式サイト」より)

諏訪池に面した神社入口
入口に立つ鳥居4基 一の鳥居に掛かる額
境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
弊殿
本殿側面と正面

境内社:白龍正一位稲荷大明神
石祠

境内から入口を振り返ると、満々と水を湛えた諏訪池が視界に入ります。
諏訪池
島原半島最大のため池で、標高250mの台地の上に上池、中池、新池の3つの池で構成されています。

由来(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
「1616年(元和2年)奈良から移された島原領主松倉重政が、小浜温泉入湯のためここを通る時、
水田の干害対策を村民から陳情され、築堤を命じたという説がある。
城地から離れている小浜・串山方面の農民の経済開発の策としてこの事業を企画した。」
「往昔、島原藩主松倉豊後守が、田圃を養はんが為に川を穿ち、溪水をここに導いたものださうな」
「新池は1712年(正徳2年)北串山村の庄屋・松藤康隆氏がこれを掘り、
1752年(宝暦2年)大亀の山川から助井出を通して中池に注いだ。」
現在も下流農地92haの灌漑を行っている。

裏参道入口に立つ二基の鳥居 鳥居に掛かる額
「鎮西大社 諏訪神社」