諏訪神社

大村市諏訪2-276-1(平成24年8月17日)

東経129度57分49.11秒、北緯32度55分18.46秒に鎮座。

 この神社は大村線・諏訪駅の北北東約200mに鎮座しています。旧社地と思われる場所には公民館や公園が作られています。住宅地の一角に木々が茂り鳥居が建立されているところが神社の入口で、境内には案内板と狛犬、拝殿本殿が建立されています。
 特筆すべきは、この社が長崎おくんちで有名な長崎総鎮守の長崎諏訪神社元社であると云うことで、長崎県人の方々もご存じの方は少ないのではないでしょうか?

 御祭神:建御名方神、八坂刀賣命
 祭礼日:10月18日・例祭
 由緒:当社は建御名方神、八坂刀賣命の二神(夫婦)を祀り、大村池田ノ里(昔は当地をこう言った)に勧請し 大村領内最大の社宇であった(神社明細帳より)大村家見聞集巻二十九によれば天正年間耶蘇教徒により社殿は焼かれてしまった(当時領内総ての神社仏閣は焼失してしまった。)
後寛永二年長崎の地に再興せるも(これが今の長崎諏訪神社の起りである)大村諏訪の人々は旧社地に石祠を建て再興した。例祭は九月十九日であった。諏訪神社は大昔、諏訪大明神と称し、長野県諏訪郷の旧官幣大社が本社である。
武事の守り神として全国民にあがめられた社であるが 商売繁盛・家内安全の守護神としても崇敬されている。
現在に於ては、石祠にお祀りしていたのを地区民一同の協力により社殿・鳥居及び拝殿を建立した。

社頭
入口に立つ明神鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿