新倉(あらくら)十五社

岡谷市川岸中2-24-21 (平成29年8月14日)

東経138度01分39.21秒、北緯36度02分21.00秒に鎮座。

この神社は、JR中央本線・川岸駅の北1km程の辺り、天竜川の北側に薄く広がる街中に鎮座しております。

御祭神 建御名方命・八坂刀売命・御子神十三神

新倉区与三垣内に鎮座し、祭神は建御名方命・八坂刀売命と御子神十三神を合わせ祀る。天正の頃(1573-1591)に下社、末社の事を記した「御神領等帳」によると、当社には専属の新倉祝と称する神官があり神社に奉仕していた。例祭は9月9日の秋祭りと、11月15日の冬祭りであった。このように秋冬両度の祭りを行う事は珍しく、古代祭祀の面影を伝えるものである。また新倉祝は参貫参百文の神田を知行しているが、これも古い形である。今も神社近くに神田の地名を残している。
古くは秋冬に行われた例祭も、何時の頃からか冬祭りのみとなった。冬祭りは御頭屋をおき、13日の神迎え、14日の御湯立、15日神送りの神事があった。こうした神事も明治初年に廃れたが、現在でも御頭屋の制度は簡略ながら残っており、十五社一年の祭事に奉仕している。祭事に使用した神事用具のうち、御輿、馬具、上下、神楽面などは保管されているが、特に神楽面は桃山時代の作といわれる逸品である。
境内由緒書き より

神社入口

社号表 鳥居

手水舎

境内

拝殿


末社

石祠

石祠