木戸口神社

茅野市北山 (平成21年7月30日)

東経138度16分26.24秒、北緯36度01分59.43秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、国道152号線を南下して国道299号線に入り、横谷峡入口を右折して進みます。蓼科パークホテルの隣になります。狛犬は居ませんでした。神社の周りに、4本の御柱が建っています。御柱は諏訪大社だけのものだと思っていたので、一つ勉強になりました。

木戸口とは昔の関所の代役をして居た所で此の口を通りて木戸口坂、赤渋平、我党場に至り、此の地より二手に別れ一筋は逆さの平から大石峠を経て、松原湖より今の南佐久方面に至り、他の一筋は我党場より馬勢口にて馬を返しそれより足で天祥寺原を経て北佐久方面に通じたのである。武田信玄はこの道を利用して棒道と名づけ各所に炭を積んで塚を築き又は軍用金を埋め又は我が軍勢に合図をする為、屋根棟(今のパークホテル付近)と我党場は烽火を揚げた場所とし木戸口平に武田軍勢の勢揃いをした所と聞く。其の后坂本養川に依り水路が開かれ滝が出来てより多くの善男善女が願を達成する為この滝を潜り身を清め神に祈願し其の願が成就したことに依り乙女滝と呼び其の名は高く世の人の知る所となり今尚、若人達が斎戒沐浴して神に祈願する人跡を絶たずと聞く。
又この木戸口の付近は諏訪大社の古代の牧場にて其の当時の地名が残り遠見場にて見張りをし槙寄せに追込み弓掛木にて獲物を射止め木戸口平に集め御祭事をして神に奉りし所と伝えられ諏訪明神建御名方の大明神の神霊のまします所につき、木戸口神社として祀られたるものなり。
境内由緒書より。全文はこちら。

管理人の一言。
嘗て、茅野や諏訪の神社を巡ったことがあるのですが、いたる所に御柱が立っています。何と個人の家の庭にも御柱が立っています。神は××柱と数える位ですから、神道の原点が御柱にあるのかも知れません。

神社入り口と社号標

拝殿

御柱