少林(わかばやし)神社
仙台市若林区南小泉1-8(平成19年7月25日)
この神社は若林区文化センター南、約200mに鎮座しています。朱の靖国鳥居を潜ると、正面に社殿が建ち、その左側に招き猫が沢山奉納されている「猫塚神社」の石祠が祀られています。この社には「猫塚の伝承」があり、「昔、この地に住む姫様と、姫様がたいそう可愛がっていた猫がおりました。ところがある日、猫が姫様にまとわりついて離れず、そのうち姫様に飛び掛かろうとしました。それを見た殿様は怒って猫の首を斬りはねてしまいましたが、斬りはねた猫の首は天井にいた大蛇の喉に噛付いていました。猫は姫様を蛇から守ろうとしていたのでした。姫を助ける為だったと知った殿様はこの地に塚を建てて、この猫を供養したのです。」と伝えられています。この猫塚の伝承に因んで、10月22日には「ねこまつり」が開かれるそうです。
かつてこの地には、南小泉の鎮守神・保食神社と呼ばれる豊作の神が祀られていましたが、保食神社は広瀬川沿いの旅立稲荷に合祀されました。その保食神社の移転に伴い、旧伊達邸の屋敷神と大杉明神、青葉神社の分霊を勧請し、戦後に創建されたのが、現「少林神社」です。社名は伊達政宗公が建てた「若林城」の名を遺そうと命名されたそうです。
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神社入口 |
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年代不明の玉乗り狛犬 |
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拝殿 |
本殿 |
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湯殿山碑 |
松尾観世音碑他 |
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