刈田郡蔵王町遠刈田温泉(平成19年7月21日)
文徳天皇の第一皇子にして、情勢に流され継承権を失った惟喬親王を祭神として祀った神社。他、山神神社、古峯神社、稲荷神社が合祀されている。俗に「こけし神社」とも呼ばれている。
この辺り一帯は藩政時代から木地師の里(こけしのふるさと)として知られており、その中に惟喬神社は存在する。これは惟喬親王がろくろの考案者であると同時に木地師の祖と言われるためだが、木地師という名称は木から来た他に、惟喬親王の母の血筋である紀氏の名からも来たと思われる。現在もこけしの紋様に菊の紋様が使用されるのは、木地師の惟喬親王の子孫である証としてであり、その昔は十六葉八重表菊花紋(天皇家の紋)を描いたこけしまで存在していたらしい。
毎年新年1月2日にはこけし初挽きの神事があり、神社前でとしはじめのこけしを仕上げるらしい。その出来上がったこけしは神社に奉納される。
鳥居 | 鳥居の社額 左から惟喬神社・山神神社・古峯神社・稲荷神社。 |
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参道 | 参道途中の石碑 左から供養塔・山神・太神宮。 |
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石碑 左から蚕蔭神社・金比羅大権現・山神・子安観世音。 |
周囲の森 |
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惟喬神社 | 山神神社 |
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古峯神社 | 稲荷神社 |
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こけし発祥の地 | こけし工房 このときはミニコマを作成してらっしゃった。 |
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その工房で造られていたミニコマ。 ちゃんと回る。 |
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