山国神社

北桑田郡京北町大字鳥居小字宮ノ元(平成16年1月3日)

山国神社の由緒
祭神 大巳貴命(大国主命)
創立 宝亀年中 光仁天皇(西暦770〜780)
 桓武天皇延暦年中平安遷都に当り、大内裏後造営の木材を当山国の郷より徴せられこの郷を御杣料地と定め給い木工寮修理職の官人をさして本殿御造営せられ祭主として和気清麻呂公が奉仕された。爾来大嘗祭の悠き主基の御殿御造営の御用材を調達することが恒例となった。長和5年(1016)神位1位を贈られ4社を建立して5社明神と称した。源平の兵乱に破壊されたが、四条天皇の天福元年(1295)再建され、後醍醐天皇元弘の乱に亦々破却されたが、足利尊氏の臣細川頼之当地に隠棲する間、本社復旧のことを執奏し幸にも応永6年(1399)社殿復旧綸旨を賜る。この時足利義満、丸に二引きの徽章を奉納す。その後、後陽成天皇の慶長元年(1598)再建され、明治6年郷社に同33年府社に列格された。延喜式内の古くからのお社である。(由緒書きより)

戊辰戦争のおり、山国村の豪士83名が官軍募兵布告に応じた義勇隊がこの神社で勤皇を誓ったそうです。

可愛いと言うべきか、
ケチったらしいと言うべきか。
ちょっと珍しい注連縄。

夫から幕末の山国隊の蜂起を聞いていたので、自分勝手に色々想像していましたが、想像通りのチョット鄙びた感じの、のどかな山間部にある神社でした。神社そのものも静かで落ち着きがあり、背景の緑にしっくりとけ込んだ綺麗な境内と社殿、雰囲気を持った、とても素敵な神社でした。

神社全景

社殿

彫りが浅く頭部の大きい可愛い京尾付狛犬

周囲はのどかな田園風景

由緒書きはこちら

(京都・石信刻 明治40年建立)